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1978~1980年頃の寝台特急「富士」を再現したセット。食堂車が付属編成に移り、西鹿児島まで運転されていた頃の姿がプロトタイプになります。

筆者は昨年12月に基本+増結の14両とロビーカーの計15両を中古で購入。手持ちの機関車を有効活用して、24系客車初導入となりました。

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製品構成は基本・増結が各7両のセットで、増結セットには合計8両分の車両収納スペースが。ここに単品の車両を加えることが可能で、ロビーカーを加えた15両編成の収納にも対応しています。

付属品として、長胴形ナックルカプラ2本、EF65用のHM2種(富士・はやぶさ)、ドライバがある。


各形式サイドビュー
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カニ24-17
電源車。ナックルカプラーは短胴形に交換。
バックサインは富士/はやぶさの2列車が文字/イラストの2種類、合計4パターン収録。(緩急車も同様)


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オハネ25 100
主力形式。車番は以下の通り。
・2号車....119
・3号車....137
・4号車....122
・5号車....129
・9号車....112
・10号車...106
・12号車...104

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オハネフ25-110/113
平面顔で上り側専用の緩急車。110は6号車、113は13号車に連結される。

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オハネフ25-115
11号車の車両は中間用で、バックサイン白幕固定・テールライト非点灯・カプラーは中間用となっている。

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オハネフ25-206
両渡り構造で微妙~に折妻な緩急車。7号車に連結される。
基本的に機関車と連結しないため、ナックルカプラーを短胴形に交換して連結間隔を狭めた。曲線も半径280mm程度なら難なく通過できる。

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オロネ25-6
1号車に連結される個室A寝台車。

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オシ24-103
8号車に連結される食堂車。編成中唯一の白帯車で、14系からの改造編入車がプロトタイプ。なお実車は15両編成化された際、銀帯に張り替えられた。

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オハ24-703
単品で購入。15両編成の9号車に連結されるロビーカー。室内色が目立ちまくり。

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室内灯は照明板をボディ側にホールドさせる旧構造。旧型の照明板も使える。というか、筆者が中古で購入した車両は旧型の照明板が付いていた。カニは1ブロック分カットが必要であるが、それ以外の車両はカットは不要である。


編成例
時代によって編成がちょくちょく異なるので、ここに記しておいた。
また1980年10月より、運行区間が東京~宮崎間に短縮されている。

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牽引機
東京~下関間の牽引機は、時代によって3種類の機関車が担当していた。
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EF65 500 P形(24系25形化当初~1978年7月)

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EF65 1000 後期形(1978年7月~1985年3月)
製品の形態的には、この機関車が務めていた時代になる。※2020年6月追記

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EF66 後期形(1985年3月~2009年3月)
ロビーカー組み込みの15両編成の場合、直流区間ではこの釜が担当していた。

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下関~門司:EF81 300番台
※EF30も充当可

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門司~西鹿児島:ED76 後期形
※1979年9月まで、宮崎~西鹿児島間はDF50が担当。


こんどの再販品では、行先表示がシール表記になるとのこと。こりゃデカい。
このロットでは基本セットが「富士|西鹿児島」、増結セットが「富士|大分」で印刷済だったので、選択肢が広がる。「富士|宮崎」があったらいいな、最小限の労力で下り15両編成時の行先表示を再現できるし。

それに、オシ24を銀帯車に差し替えたり一部車両の号車変更も行う必要がある。ASSY部品の販売に併せて、そこらへんの整備をしていく予定です。