DSC01601
今月は381系やくもがゲキアツだぜ!!





DSC_0536
復活国鉄色の新形態! 輝けJNRマーク!!





DSC_0699
紫色の疾風!スーパーやくも6両編成!!







そして今回のメインディッシュは何と言っても・・・・
IMG_3188
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお緑のやくもがNゲージで復活だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


思えば製品化発表時からキチガイテンションになってましたね。そんだけの超朗報だったってことです。

しかしながら唯一の悩み事が、何両買うかということ・・・。基本セットの6両編成は非常に完成されている形態であり、9両編成にするにはこれを崩す必要があるということに抵抗があったのです。なのでフル編成で入れるか6両だけにするかヒッジョーに悩みました。製品化から発売までずーっとずーっと悩み込んでいた。

結局、まずは6両基本セットのみの導入に。増結車は今後も導入の必要性を吟味しつつ、来年度以降に入れることとしました。




IMG_3200
パッケージはいつものデザイン。深緑色が非常によく似合っている。
ウレタンはパノラマしなの登場時仕様と同一のもので、増結3両分を含めた9両編成を収納可能。


IMG_3202
付属品は先頭部連結用カプラとプラドライバ、そして行先表示シールと説明書。
シールの収録内容は以下の通り。

◆側面行先表示
・スーパーやくも 出雲市/岡山 10両分
・やくも 出雲市/岡山 10両分
・通勤ライナー 米子 7両分

◆座席サボ
・自由席 喫煙車 2.5両分
・自由席 禁煙車 6両分
・指定席 喫煙車 3.5両分
・指定席 禁煙車 9両分
・通勤ライナー 7両分

◆号車サボ
・1~9号車 各1.5両分






各車両サイドビュー
6両基本セットのみの購入だが、このセットだけで緑のやくもの全車種が揃う形になる。増結セットはクハ、クモハ、モハ'(T)の車番違いが追加される。
また写真は購入後の各種整備(シール貼り付け・室内灯取り付け)を行った状態である。

IMG_3203
クハ381-128
ゆったり化以前のクハ381は下り側先頭車を務める車両が多かった。9両運転時などには方向転換して上り側先頭車に立つことがあり、模型でも9両編成を組成時は1両を上り側先頭車として使うように指示されている。

IMG_3205
モハ380-69
パンタグラフつき中間電動車。この車両はトレーラー車である。

IMG_3207
モハ381-69
意外かもしれないが、模型では基本セットにしか含まれない。

IMG_3209
サロ381-29
個人的に本製品最大の目玉。KATOとしてもこの形式をリリースするのは11年ぶりらしい。パノラマ編成以外のグリーン車はすべてサロだった。

IMG_3210
モハ380-66【M】
模型ではこの車両が動力車。KATOの381系では初めてスロットレスモーターが採用された。ちなみに筆者所有車全体では2番目の導入であり(初導入は300系新幹線)、在来線用車両としては初となる。

IMG_3211
クモハ381-7
緑のやくもと言えば、個人的にこの形式が真っ先に思い浮かぶ(スーパー色のクモハもいたけどさ)。ちなみに実車は現在、あの復活国鉄色になっています。




各部ディティール
IMG_3228
ヘッドライト・テールライト・トレインマークが点灯。
ちなみに写真は後述する照度改善工事を行った後の状態であり、製品状態とは光り具合が異なる。

IMG_3223
クハ側の点灯状態はこちら。

IMG_3225
トレインマークは「やくも」の他、スーパーやくも、通勤ライナーが収録されている。残りの1コマは無印刷の白幕となっている。

IMG_3173
クハ381の先頭部を斜め上から。

IMG_3179
側面から。ロゴマークや各種印刷もかすれ気味ながら再現されている。


IMG_3167
クモハ381の先頭部を横から。

IMG_3232
連結面。なお号車サボは、1号車が指定席/禁煙・2号車が指定席/喫煙である。パッと見だと違いが分からんよね。

IMG_3238
こちらは自由席間の連結面。5号車が喫煙車、6号車が禁煙車。先頭車の車端部にある小さいJRマークが意外と目を引く。


IMG_3183
サロ381の乗務員室付近。「GREEN CAR」の文字はちょいと潰れ気味か。


IMG_3169
特許技術である振り子機構(板バネ式)も当然ながら標準装備。


IMG_3218
上が従来製品のGM-3モーターで、下が今製品で搭載されるスロットレスモーター。起動・停止時が結構なめらかに動くようになったが、モーター音とかはそんなに大差ない気がする。あとは登坂時のトルクが気になるとこなので、後日検証予定。





前照灯の照度改善&トレインマークの照度低減
5年くらい前から、KATOの381系はヘッドライトが暗いという持病を持っていた。それはプリズムケース内に例のいらないパーツがあるからなのだが、もう一つ課題が浮き彫りになっていた。ヘッドライトと比較してトレインマークが明るすぎるのである。

そこで本製品の整備にあたっては、この2つの問題を同時に解決するような軽加工を施した。

IMG_3198
加工内容は、プリズムケース内のトレインマーク用導光部品を若干カットするというもの。

・遮光ブラケット…導光部のベロの横側フランジをカット(写真左はカット前、右はカット後の状態)。
・導光プリズム……導光部のベロを、遮光ブラケットに嵌める凸部の所までカット。


IMG_3190
この加工によって前照灯用プリズムに入り込む光量が増し、トレインマークに入り込む光量を抑えられたことがお分かりいただけるだろう。

IMG_3192
前側から見るとこんな感じ。
ちなみに暗室内ではテールライト点灯時に僅かにヘッドライトが光るという副作用が起きているが、個人的に大きな問題ではないと判断した(その状態はゆったりやくもノーマル編成の記事を参照)


IMG_3188
写真左のクハが製品状態で、右のクモハが本加工を実施後の状態。
このようにヘッドライトが明るくなり、トレインマークの過度な明るさを抑えることもできた。ここで紹介した手法はオススメはするが分解・組み立て時の破損・紛失には細心の注意を払って自己責任で実施いただきたい。





LED室内灯クリアの装着
サロ381は電球色、それ以外の車両には白色を用いる。どちらもオレンジフィルターを取り付けた。

IMG_3161
クハ381への取り付け状態。取り付けの要領はこれまでの381系シリーズと何ら変わりはない。
先頭車の床下セットはAssy部品番号が新規設定されているが、これはヘッドマークの収録内容が変わったことによるもの。それ以外の仕様はゆったりやくもノーマル編成のクハと同一である。

IMG_3162
モハへの取り付け状態。なお床下セットはゆったりやくも仕様と共用である。本製品の普通車の座席パーツは、ゆったり仕様と共通。まぁ実車でも似た色調の座席を持つクルマはいたけど、欲を言えばあの緑色の座席色も再現してほしかったかな、と。

IMG_3164
サロ381への取り付け状態。この車両のみ電球色を用いる。
座席パーツは新規作成品。2-1列の車内が再現されており、室内灯ユニットの抱え込み用ツメも追加されているのが有難い。座席パーツの色はゆったり仕様のグリーン車と同じである。

IMG_3165
クモハ381のみ照明板をシャーシ側に取り付けるのも、ゆったり仕様と同様。スカートとトレインマークが変更されたのでAssy品番が新たに起こされている。


IMG_3172
点灯状態。

IMG_3181
YouTubeで現役時代の映像を何本か見たけど、やっぱりサロはこんな感じの照明だったわ。





編成パターン
説明書で記した編成図は怪しいパターンが多かったので、ここに過去の編成例を書き記しておいた。
yakumo_green


①3両編成
言わずと知れた最短編成。3両増結セットでも組めないことはないが、動力ユニット・動力台車・クモハ用ライトユニットとスカートを別途調達する必要もあるので、意外とめんどい。

②4両編成
この編成には個人的に思い入れがあって、岡山に大学試験へ向かう時にこの色のこの編成に乗ったんですよ。大雪の伯備線を2M2T編成で越えていましたね…それが緑やくも最後の乗車になりました。ちなみに試験は落ちた。

③6両編成
王道のサロ入り6両。ゆったり化以前の基本形態がこれだった。これだけでも十分な貫禄がある。

④3+3両編成
スーパー登場後からゆったり化までは先頭車が多めだったので、こういう編成もちょくちょくあったらしい。

⑤7両編成
本当に稀なケース。というか模型で揃えるにも難易度が高い。

⑥3+3+3両編成
ネタ編成に思えるが9両編成で最もよく見られたパターン。

基本編成に3両を増結する際、クモハをすべて編成中に封じ込めることで1~9号車まで車内移動できるようになる。そのためにこんな組み換えを行うことが多かった。
だからこそ模型でもこの形態で組むようになっている。2011年の正月特需まで走っていたらしいが、その年って確か大雪で交通網が麻痺していたような…。

2010年GWまで、岡山側3両に日根野からの国鉄色が加わることもあった。この場合、緑と繋ぐ側の国鉄色のカプラをフックなし仕様に交換する必要あり。

⑦6+3両編成
基本編成の岡山側に3両を繫げた状態。⑥に続いてよく見られた。増結3両に日根野からの国鉄色が加わることもあった。

⑧6+3両編成(クモハ入り)
基本セットに増結セットをそのまま繋いだような形態。こんな組成も確認することができた。緑色統一編成の他、サロだけスーパー色のパターンもあった。
クハが編成中間にあるから、6・7号車間は通り抜けができない・・・。模型で再現する場合、クモハの床下をトレードした上で、編成中のクハに基本セット付属の先頭部カプラを取り付け、ライトスイッチも組み込んで点灯オフにする必要がある。


IMG_3169
いや~~~、久々に喉から手が出るほど欲しい車両を手にすることができました。ありがとうございます!KATOさん!!!

売れ行き次第ではスーパーやくも編成も出てくるかもね。ただ現役時代だとクロの座席を作り直す必要があるから、案外クモハ入り編成になるかもしれない。
まぁ新しく金型を起こさずとも、いま走っている復刻国鉄色/スーパーやくも色を出すことはできるので、それだけでも出してくれたら無条件で買います。


・・・で、この列車を増結するか否かを今後じっくりと考えておこうか・・・。








IMG_3244
2023/4/13追記
結局あっさり3両増結セットを買っちゃうっていうね・・・。以下の3両を追加。

・クハ381-129
・モハ380-78
・クモハ381-1



IMG_3267
基本セットに増結セット分を含めたトータル9両を収納可能。縦置きの部位は動力車を入れようとしたけど、今製品はモハ380が動力車だからパンタが当たりやすいんだよなぁ。
一方で先頭車屋根にホイッスル等の細かい部品はないので、頭がつっかえてもそんなに気にならない。というわけで9号車のクハ381を入れました。

IMG_3246
増結専用のクモハ381-1だけど、ヘッドマークがマジでなーんにも印刷されてなかった。てっきり白幕部を表示しているだけだろと思っていたが、違ったようだ・・・。

IMG_3270
先頭用カプラはクハ381にも取り付け可能。そのため説明書通りの3+3+3両編成のほか、基本セットの上り側に増結セットの3両をそのまま繫げた6+3両編成も再現可能。クハ381にはライトスイッチが入っていないため、9号車のクモハ381から抜き取るか別途スイッチを仕込んで灯火類を消しておく必要がある。